2013年生まれ8歳の堀籠美羽ちゃんは、50万人に1人と言われる拘束型心筋症という難病と診断され、日本で心臓移植を待機していました。ところが日本国内では、心臓移植までの待機期間が少なくとも数年かかるため、待っている間に亡くなる可能性が非常に高く、ご両親は海外での心臓移植に望みを繋ぎました。
皆さんご存知の通り海外での心臓移植は莫大な費用が掛かります。米国のテキサス小児病院での心臓移植を受ける交渉はうまく行きましたが、募金目標の1億6600万円を集める必要がありました。ご両親は「心臓移植でしか助かる道がなく、娘を救ってほしい」と訴え、友人や支援団体の熱意と協力で資金が調い、ヒューストンでの手術が可能になりました。
この段階で、ご両親から日本人会に「ヒューストンには知り合いが誰もいないので支援して頂きたい」との連絡が入り、支援の準備を始めました。この時中心になって動いてくださったのがギルブレス忍先生でした。ギルブレス忍先生は、今までの小児心臓移植の際に能勢亜子さん(心臓外科医の故能勢先生の奥様)から支援の姿勢について優しく(?)指導を受けた方です。SNSをフルに活用し支援グループを立ち上げてくださいました。