「One Wan」抹茶交流会 in Houston
6月14日(日)、茶道・裏千家 第15代家元 千玄室大宗匠が掲げる
「一盌(いちわん)からピースフルネスを」という理念に共感し
抹茶を通じて人と人とのつながりや心の温かさを届ける活動を行っている
姉妹プロジェクト “one wan”の抹茶交流会が、J.Auto社の会議室で開催されました。
One Wan プロジェクト のななさんとめいさんは現在、
アメリカ横断の旅をしながら、各地で抹茶を振る舞い、日本文化や茶道の精神を伝える活動を続けておられます。
一碗のお茶を囲み、少し立ち止まって心を落ち着ける時間。言葉や文化を越えて、人と人が自然につながる時間。
そんな「One Wan プロジェクト ななさんとめいさん」
和敬清寂(わけいせいじゃく)」の精神をヒューストンの皆さまと共有できればというお二人の想いから
今回ヒューストン日本人会とのコラボイベントが実現しました。
当日は、ななさんとまいさんが早朝から大きな車で畳やお茶の道具を搬入し、ユンさんと直実さんにも協力してもらいながら会場設営をされました。
J.Auto社の会議室には、アロマの心安らぐ香りと日本的な曲が流れ、抹茶会の雰囲気を盛り上げています。
様々な場所で抹茶会を開催されるので、お湯をどのように沸かすのか気になっていましたが、
大きなバッテリー電源を使い、どこででもお湯を沸かせるようにされていました。
準備が整った段階で、3人一組で畳に座ると、綺麗な着物姿のななさんがお茶をたててくださいました。
今回皆さんに提供されたお茶は、お二人の故郷である三重県のお茶でした。
三重県で生産されるお茶は総称して「伊勢茶」と呼ばれ、栽培面積・荒茶生産量ともに全国第3位を誇ります。
最大の特徴は、葉肉が厚くコクのある味わいと濃い緑色です。特に「かぶせ茶」の生産量は全国1位を誇り、上品な旨味を楽しめます。
ななさんから簡単な作法を教えて頂き、ゆっくり味わいながらお茶に関する話を伺いました。
ななさんからうかがったお茶(抹茶)の作法は、「お菓子を先に食べて、お茶碗を回して飲む」。この2ステップだけ覚えれば大丈夫、との事。また亭主(点てる人)へ感謝し、お茶を美味しくいただくための最低限のマナーは次の通りだそうです。
《基本の流れ》
1. お菓子を先に食べる
お茶を飲む前にお菓子を食べきります。
「お先に」:隣の人にひと声かけてからいただきます。お茶は、お菓子の甘味が残っているうちに飲むのが美味しいとされています。
2. お茶をいただく
お茶が運ばれてきたらいただきます。
ご挨拶:亭主に「お点前(てまえ)頂戴いたします」と一礼します。
お茶碗を回す:正面(一番きれいな絵柄の場所)から飲むのを避けるため、お茶碗を時計回りに2回回します。
飲む:音を立てて美味しく飲み干します。
拭く:飲み口を右手の人差し指と親指で拭い、その指を懐紙(またはティッシュ)で拭きます。
元に戻す:お茶碗を反時計回りに2回回し、正面を元に戻してから置きます。皆さん直ぐに覚えられました。
15分ほど正座しますので、皆さんの足はしびれる限界近くでした。
《お茶会の感想を皆さんからいただきました。》
●「ああいったトラディショナルな日本文化に触れ合うことは日本にいても少ない中で
貴重な体験が出来ました。また、姉妹ともに親しみやすくもっと話を聞いてみたかった
です。」
●「とても良い体験でした。抹茶の素晴らしさもさることながら、ななさんの洗練され
た所作の一つ一つに研鑽を感じられ、非常に感銘を受けています。時短やタイパなどが
重視される昨今において、ゆったりとした時間の中で抹茶をいただく贅沢を味わう事が
出来ました。お二人に感謝をお伝えすると共に、旅のご安全とプロジェクトの成功をお
祈りいたします。」
*******奈々さんからのお礼状********
いつも大変お世話になっております。「one wan」プロジェクトの宮崎ななです。
昨日はお忙しい中、多大なるお力添えをいただき誠にありがとうございました!
おかげで、たくさんの方に抹茶を楽しんでいただくことができ、本当に素晴らしいポップアップイベントにすることができました。微力ながら、ヒューストンの皆様に日本の文化や良さを伝えるお手伝いができたのではないかと、めいととても充実感を感じております。また、昨日は大変美味しい昼食までご馳走になり、本当にありがとうございました。この温かいご縁を大切に、またぜひお会いできる機会を楽しみにしております。
本日、ご紹介いただいた望月会館へお伺いし、お茶室を拝見いたしました!
お伺いしていた通り、大変素晴らしいお茶室で、とても感激いたしました。
また、緑先生も本当に素敵な方で、お茶のお話が楽しくてついつい長居をしてしまいました。
アメリカ横断の旅の中で、このように素晴らしい貴重なご縁を繋いでいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
ヒューストンでの温かい思い出を胸に、明日からも安全運転で次の都市へと旅を続けてまいります。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ONE WAN-アメリカ横断しながら、茶道と平和を広める-おもてなし担当
みやざき なな